ふたりで家計簿をつけようとして、こんなふうになったことはありませんか。
- つけているのは自分だけで、相手は見ていない
- 細かい出費まで見られて、気まずくなる
- どこまでが「ふたりのお金」なのか決めていなくて、合計がよく分からない
どれも、つけ方より前に、決めごとがないことが原因です。はじめに次の4つを決めておくと、ふたりで続けやすくなります。記録のつけ方そのものは、ざっくり家計簿のつけ方にまとめました。
1. どこまでを「ふたりの家計」にするか
家賃・食費・日用品・水道光熱費など、暮らしにかかるお金を「ふたりの家計」にします。共働きで財布が別々でも、暮らしにかかるお金は1つの家計簿にまとめます。見るのは、誰の財布から出たかではなく、何に使ったかです。
財布を分けて、あとで精算するやり方もあります。ただ、精算まで家計簿でしようとすると、どちらがいくら払ったかまで書くことになり、記録が細かくなりがちです。精算は月に1回まとめてするなど、家計簿とは分けて考えると楽になります。
2. お小遣いの額を決めて、中身は見せ合わない
それぞれが自由に使っていいお金(お小遣い)の額を、ふたりで決めておきます。ふたりの家計簿には、その額を毎月の支払いとして書くだけにして、お小遣いで買ったものは書きません。
こうすると、趣味や付き合いの出費を細かく見せ合わずにすみます。お小遣いの額と、お小遣いで買ったものの両方を書いてしまうと、同じお金を二度数えることになり、合計が実際より多くなってしまいます。
自分が何に使ったかを知りたいときは、自分だけの記録を別につけます。
ざっくり家計簿(アプリ)では、記録するときに鍵を押すと、入れた本人にだけ見える「自分のお金」の記録になります。ふたりの合計には入りません。
3. 記録は、払った人がその場で
どちらか一方が記録係になると、その人にばかり手間がかかり、相手はだんだん数字を見なくなっていきます。払った人が、その場で記録するのがいちばん続きます。そのためには、ふたりとも同じ家計簿を、自分のスマホから見られるようにしておくことが大切です。
記録するときに、ふたりのための出費か、どちらかの出費かを分けておくと、ふりかえりのときに話しやすくなります。
4. 月に1回、ふりかえりの時間を決める
月のはじめの週末など、ふたりで数字を見る時間を決めておきます。5分あれば十分です。
話すのは3つだけ
- 先月の合計と、前の月・予算との差
- 多かった使いみちの上位3つ
- 来月の予算と、気をつけることを1つ
家計簿アプリ「ざっくり家計簿」のふりかえりの画面。月の合計と、前の月・予算との差を出しています。
1件ずつの出費は、問いつめない
ふりかえりは、反省会ではありません。「なんでこれを買ったの?」と1件ずつ聞きはじめると、記録すること自体がいやになってしまいます。見るのは、合計と大きな流れだけにします。予算より少なかった月に、ちょっといいごはんを食べに行くのも、続けるきっかけになります。
共有のしかた:ノート・表計算・アプリ
ノートの家計簿は、置いてある場所にいないと書くことも見ることもできないので、ふたりで使うには少し不便です。表計算(Google スプレッドシートなど)は共有できますが、スマホから入れるのに手間がかかります。家計簿アプリなら、それぞれのスマホから記録して、同じ数字を見られます。
口座やカードとつなぐアプリは、記録の手間が減るかわりに、どの口座やカードまでつなぐか(相手に見えてもいいか)を、はじめに決めておく必要があります。
家族で使うときも、決めごとは同じです。子どもにかかったお金も「誰の出費か」を分けておくと、ふりかえりで話しやすくなります。