固定費は、毎月、または決まった周期で、だいたい同じ額が出ていくお金です。最初に一度書き出しておけば、毎月の記録の手間が減り、見直しもしやすくなります。
固定費と変動費の違い
固定費は、毎月か決まった周期で、ほぼ同じ額が出ていくお金です。家賃・スマホ・保険などがあたります。変動費は、月によって額が変わり、使うたびに出ていくお金です。食費・日用品・外食などがあたります。
電気・ガス・水道は、額は毎月変わりますが、毎月かならず払うので、固定費として扱うと楽です(下の「金額が毎月変わるもの」)。
固定費の一覧
家庭によって違いますが、たとえば次のようなものが固定費にあたります。
| 分類 |
たとえば |
| 住まい |
家賃、住宅ローン、管理費・修繕積立金 |
| 水道・光熱 |
電気、ガス、水道 |
| 通信 |
スマホ、インターネットの回線 |
| 保険 |
生命保険、医療保険、火災保険、自動車保険 |
| サブスク |
動画や音楽の配信、写真などの保存容量、新聞 |
| 子ども |
保育料、習いごと、学校の費用 |
| 車 |
駐車場、自動車ローン、自動車税 |
| そのほか |
NHKの受信料、カードの年会費、ジムの会費 |
それぞれが自由に使っていいお小遣いも、毎月決まった額なら、固定費といっしょに書き出しておきます。ただ、見直す対象の支払いとは性格が違うので、固定費の合計とは分けて見ておくと分かりやすくなります。お小遣いの決め方は、夫婦・カップルで家計簿を共有して続けるコツに書きました。
毎月ではない支払いは、払う月に全額をつける
年払いの保険、半年ごとの受信料、2か月ごとの水道代など、毎月ではない支払いは、払う月に、払った額をそのまま書きます。12で割って毎月少しずつ書く方法もありますが、実際にお金が出ていく月とずれてしまうので、払う月にまとめて書くほうが分かりやすくなります。
そのかわり、固定費の一覧には「月あたりの額」も書いておきます。年に1回24,000円なら、月あたり2,000円です。こうしておくと、年払いのものも含めて、毎月いくら決まって出ていくかが分かります。
払う月だけ合計が増えるので、一覧に払う月も書いておくと、ふりかえりのときに「今月は保険の年払いがあった」とすぐに分かります。
家計簿アプリ「ざっくり家計簿」の固定費の画面。2か月ごとや年払いのものも月あたりに直して、毎月決まって出ていくお金を出しています。
金額が毎月変わるもの(電気・ガス・水道)
電気・ガス・水道は、請求が届いた月に書きます。使った月に合わせようとすると、請求が届くまで書けず、つけ忘れのもとになるからです。
金額は季節で大きく変わります。請求が届く前に今月の合計を知りたいときは、去年の同じ月の額を目安に仮で入れておき、請求が届いたら直します。月の途中でも、合計が大きくずれにくくなります。
ざっくり家計簿(アプリ)では、直近の額と、去年の同じ時期の増え方から見積もった額を、仮に入れています。請求が届いたら、金額を直すだけです。
終わりのあるもの(ローン・分割払い)
住宅ローンや自動車ローン、スマホ本体の分割払いなど、払い終わる時期が決まっているものは、一覧に「最後に払う月」も書いておきます。払い終わったあとも、家計簿に書き続けてしまうのを防げます。
家計簿に書くのは、毎月払う額だけです。ローンの残高は、家計簿ではなく、ローンの明細で確かめれば十分です。
ざっくり家計簿(アプリ)では、固定費に「あと何回」を決めておくと、最後に払う月まで自動で入り、その次の月からは入りません。
固定費を見直すなら
一覧ができたら、月あたりの額が大きい順に並べてみましょう。通信・保険・サブスクなどは、一度見直せば、そのあとは毎月の支払いが変わります。毎日の出費を少しずつ削るより、続けやすい見直し方です。
年に1回、一覧を見ながら、使っていないサブスクや、暮らしに合わなくなった保険がないかを確かめる日を決めておくのもおすすめです。